Press "Enter" to skip to content

TableauでCAGR(年平均成長率) (1/2)

CAGRとは

CAGR(= compound average growth rate)って知っていますか?

業績の成長具合を計ったり、売上の成長計画を立てるときなどに使う指標の1つで
日本語でいうと「年平均成長率」のことです。

今回はTableauでCAGRを作ってみます。はじめにCAGRの考え方から。

CAGRとは

例えばA社の2015年の売上が100億であった時、2018年まで20億づつ同じ額売上が増えていったと仮定します

A社の売上:
2015年・・・100億
2016年・・・120億
2017年・・・140億
2018年・・・160億

この時に「前年比」(今年度売上/前年売上)を見ると

2015年・・・100億
2016年・・・120億(20%増)
2017年・・・140億(16.7%増)
2018年・・・160億(14.3%増)
となりますが

では、この時2018年の業績を2015年からの3年間で見た場合に年平均ではどの程度成長してきたのか?というのを表すのがCAGRです

2018年の売上160億を2016年の売上100億と比較すると60%の増加(160億/100億)です。
この時の”年平均成長率”つまり2015年から3年間で考えたとき、1年間ごとにならすとどの程度成長してきたか、

単純に60/3=20%ではありません。年が経過するごとに元の売上額も増加しているので、
毎年20%増加していると仮定すると、以下のように大きくなってしまいます

初年度:100億
2年目:100億の20%増 -> 120億
3年目:120億の20%増 -> 144億
4年目:144億の20%増 -> 172.8億

この場合(3年分の場合)の考え方としては同じ数字を3回掛けて160億になる数字はいくつになるか(年平均でいくつか)という考えになります

2015年から見たときに3年後には160億で1.6倍になっているのでその年平均は
3√1.6 (1.6の3乗根)= 1.169607095…. = 約1.17になり、年平均では約17%の成長率ということが分かります。
同じ成長率であれば2019年の売上予測もできますね。

説明で長くなってしまいましたが、具体的なTalblauでの作り方に入ります


Talbeau で CAGR

本題のTableauではどのように作るのか1つ試してみます。
使うデータソースはTableauにデフォルトでついている「スーパーストア」(定番)です

上記は2014年から2017年にかけてのCAGRを求めたものです
1行目が各年度の売上、2行目は参考値として出していますが、2017年から見たときの3年前つまり2014年の売上
3行目がCAGRです。15.8%のCAGRということになります。

具体的なCAGRの求め方

今回の場合求めたいのは「売上比の3乗根」( 3√ 2017年の売上 / 3年前の売上 )ですが、Tableauにx乗根を求める関数がないので累乗を求めるためのPOWER()関数を使います(平方根√x = x^(1/2)は同義なので)

分母になる3年前の値はLOOKUPで取得しています

計算式ができたら、CAGRをおいて、後は表計算を「表(横)」にすることで上記で指定したとおり
3つ前の数字を持ってこれます(これが分母になる)

作りが理解できたら、上記でとりあえずは求まりますが
話を簡潔にするために、決め打ちした数字を置いていたり、見た目も数表のみでいまいちなので

次回、少し発展させたVizをご紹介します

Comments are closed.